UFJ銀行は12月16日、約7000人の顧客にウイルスを添付したメールを誤って配信していたことを発表した。同社のメール配信サービス「UFJ CHINA NEWS」に登録している顧客に対し、Worm_Netsky.Pと呼ぶウイルスを12月15日に配信した。Worm_Netsky.Pは、自身の複製をメールで送信するワームの亜種。

 同社は通常、メールを配信する際、権限を持つUFJ銀行の担当者がサーバーに投稿し、顧客に配信する。「ウイルス感染ユーザーからと思われる不正なメールが配信担当者を偽装し、メール配信サーバーに送信された。メール配信サーバーは配信担当者からのメールを自動的に判断するようにしているため、そのままウイルス付きのメールを会員に配信した」(広報部)という。

 メール配信時のウイルス・チェック機能を強化するなど再発防止策が完了するまで「UFJ CHINA NEWS」メール配信サーバーの運用を停止する。