米ヤフーは,IM(instant message)ソフト「Yahoo! Messenger with Voice 7.5」のベータ版の配布を始め,同ソフトを使って一般電話との発着信ができるサービスを開始した。正式にプレスリリースはしていないが,ホームページから同ソフトをダウンロードし,一般電話との発着信サービスを利用することが可能になっている。

 同サービスは,一般電話に発信できる「Phone Out」と,電話番号を購入して一般電話から着信可能にする「Phone In」で構成する。Phone Outの通話料は,米国あてが1分1セント(約1.2円),日本あてが同1.9セント(約2.28円)。Phone Inの料金は,月額2.49ドルから。なお日本のヤフーは,同サービスの国内提供に関して「検討しているが時期は未定」としている。

 同様のサービス提供に向けた動きは,米マイクロソフトにも見られる。同社は12日,パソコンから一般電話に発信できるソフトウエアとサービスの提供に関して,米MCIと契約を結んだと発表した。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション