マカフィーは、中小企業向けのセキュリティ対策ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービス「McAfee Managed VirusScan plus AntiSpyware」を、1月10日から販売を開始する。

 同サービスは、ウイルス対策に加えてスパイウエア対策ツール「McAfee AntiSpyware Enterprise」のモジュールを追加。AntiSpyware Enterpriseの以前のバージョンに比べて検出率が20倍以上になった上に、クッキーやレジストリーを削除することもできるようになり、ウイルスとスパイウエアを同時に検知して被害を未然防止することができる。

 マカフィーは、運用の手間を省いてスパイウエア対策もできることを中小企業に売り込む。また、販売パートナーに対しては、管理サーバーが不用で保守サポートの手間もかからず、手離れが良いことなど販売上のメリットを訴求する。

 価格はライトサポート版が、他社からの乗り換えの場合に年間5880円(26~50ノードで1ノード当たりの価格)、新規購入の場合に年間8400円(同)。11月から先行して販売している米国では、AntiSpyware Enterpriseを追加したことによって値上げに踏み切ったが、日本では価格を据え置いた。

 さらに、2006年3月31日までに他社製アンチウイルスソフトから乗り換えた場合には、2年間分のライセンスを1年間分の料金で購入できる乗り換えキャンペーンも実施する。実質的に1年分のライセンスを無料で提供することによって、他社製品からのリプレースを促したい考えだ。

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