インフォブロックスの中規模企業向けのDNS/DHCPアプライアンス「Infoblox-500」
インフォブロックスの中規模企業向けのDNS/DHCPアプライアンス「Infoblox-500」
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 認証アプライアンス製品を手がけるベンチャーのインフォブロックスは12月1日,中規模企業向けのDNS/DHCPサーバー・アプライアンス「Infoblox-500」を発表した。同日から出荷を開始する。参考価格は100万円。テリロジー,ネットワークバリューコンポネンツを経由して販売する。

 Infoblox-500は,DNSとDHCP機能を搭載した独自OSのアプライアンス製品。装置内部を冗長化することで,障害時でもサービスを止めない点が特徴だ。また,独自OSのためセキュリティ強度が高い。

 多くの企業ではDNSサーバーやDHCPサーバーを,LinuxやWindowsなど汎用のサーバーOS上にフリーソフトを組み合わせて配備している。この場合,「セキュリティ面と構築・運用の難しさが問題だ」(インフォブロックス)。

 こうしたOSではソフトウエア・アップデートがたびたび必要になる。だが,IP電話機の普及によりDHCPサーバーの停止が許されなくなってきた。「セキュリティ・ホールが存在しても,パッチを当てられず放置しているケースも多い」(インフォブロックス)。また,Linuxなどを利用すると構築や運用にノウハウも必要だ。Infoblox-500は箱から取り出してサービス開始まで15分で済むという。「GUIを使えば運用負荷も大幅に軽減でき,TCOを削減できるメリットもある」(インフォブロックス)。