NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は12月1日,企業内のパソコンのウイルス対策状況などを一括管理できるセキュリティ・サービス「PCパトロール」に,PtoPソフト「Winny」の利用を検出する機能などを拡充すると発表した。同社のインターネット接続サービス「OCN」のユーザーを対象に,12月5日から新機能を追加する。

 PCパトロールは,企業内のLANに接続したパソコンが利用するソフトウエアや,セキュリティ・パッチの適用状況を日次で収集し,システム管理者に報告するサービス。業務に不要なソフトの検索や,パッチの適用状況など8項目について把握でき,社内のセキュリティを強化できる。NTTコムがASP(application service provider)の形で提供するため,ユーザー企業のLAN内に情報収集用サーバーなどの設置は不要である。

 今回新たに追加するのは,(1)Winnyのインストール状況の検知と,(2)Windows Update自動更新の設定状況の把握の二つ。WinnyやWindows Updateの更新状況を定期的に監視し,監視結果をレポートする。

 利用料金は,従来と同じ,パソコン1台あたり月額525円から。別途,基本工事費1050円,サーバー工事費5250円が初期費用として必要になる。さらにオプション・サービスとしてウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」を1ライセンスあたり月額210円で提供する。