松下電器産業は2005年11月30日,デジタルテレビ向けのポータルサイトサービス「Tナビ」において,新たに七つのサービスを開始したと発表した。具体的には,関西地区を中心にしたタクシー会社の検索やタクシーの予約ができる「HEY!taxi」(サービス提供事業者はマース)や,全国100カ所以上の夜景スポットを紹介する「日本夜景遺産」(同マルタアドバタイジング),トリノ五輪の特集サイトとなる「スポニチアネックス トリノ五輪特集」(同スポーツニッポン新聞社)など七つである。それぞれ10月下旬以降に順次サービスを開始した。これによりTナビで利用できるサービスは,11月30日時点で152種類となった。Tナビ対応のデジタルテレビなどをインターネット回線に接続すれば,サービスを利用できる。

 松下電器はTナビを2003年に開始した。同サービスを利用するための通信機能は,既に同社のデジタルテレビやCATV(ケーブルテレビ)用のデジタルSTB(セットトップボックス)に標準で搭載されている。また,日本ビクターや三菱電機などもTナビ対応製品を発売しており,対応製品の総出荷台数は既に数百万台のレベルになっている(11月30日発表)。