総務省は11月29日,9月末における「ブロードバンド・サービス等の契約数」を発表した。この結果,FTTH(fiber to the home)の契約数は1年間でほぼ倍増の約400万に達していたことが分かった。

 今年9月末のFTTHの契約数は397万で,前年同時期の203万から96%の伸びとなった。今年6月末との比較では56万の増加で,3カ月間の純増数としても最高となった。

 一方,ADSL(asymmetric digital subscriber line)を含むDSLの回線数は9月末で1430万だった。今年6月からは22万の増加だが,2003年末以降,3カ月間の純増数の減少が続いている。CATVは9月末で312万契約,FWA(固定無線アクセス)は2万2000弱だった。

 このほか,公衆無線LANアクセスが今年6月末から16万増の483万,IP-VPNが同1万3000増の26万2000弱,広域イーサネットが同1万2000弱増の13万8000だった。なお,公衆無線LANアクセスの契約数については,2005年6月末の発表より集計対象を拡大している。