チェックポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは11月29日，数十人程度の小規模企業向けセキュリティ・アプライアンス「Safe@Office 500シリーズ」を発表した。最小構成価格が4万8000円（予価）と，既存の400シリーズの約半額で導入できる点が特徴である。12月から出荷する予定。

　Safe@Office 500シリーズには二つのモデルがある。有線LAN向けの「500」と無線LANアクセス・ポイント機能を備える「500W」だ。既存のモデルで提供していたファイアウォール/VPN機能に加え，アンチウイルス，IPS（侵入防御システム）などの機能を搭載した。

　オプションのPowerPack（7万9800円/5ユーザー時の予価）を購入すると，ファイアウォールのスループットを100Mbpsから150Mbpsに，VPNのスループットを20Mbpsから30Mbpsに高められる。また，ルーティング・プロトコル「OSPF」（Open Shortest Path First）への対応など，機能を追加できる。

（吉田 晃＝日経システム構築）