EU(欧州連合)がMicrosoftに対して販売を強制した「Windows XP N Editions」は,最低の装備のWindows XPで,明らかにベストセラーになっていない。

 実際にWindows XP N Editionsは,ヨーロッパのいくつかの大手販売店やPCメーカーが全然販売さえしていない。価格を下げてもいないのに,機能が落とされているようなWindowsバージョンには,全く需要がないことが分かる。

 われわれはこの事態から2つの教訓を導けると思う。第1に,各国政府はソフトウエアを設計したりするべきじゃない。第2に,何かが減った製品を同じ額で売るなんてことはできっこない。