韓国公正取引委員会は11月24日,Microsoftの企業活動に対して出すはずの裁定を来週に延期すると発表した。これは長らく遅れているものだ。

 韓国の公取は,Microsoftを2001年から調査しているので,何でまた1週間余計にかけなければいけないのだろうか?この調査は韓国の第1位のISP(インターネット・サービス・プロバイダ)であるDaumの告発に端を発したものである。Daumは,Microsoftがインスタント・メッセージング機能(Windows Messenger)をWindows XPにバンドルしたことで,独占禁止法に違反したと訴えた。Microsoftは2004年に3000万ドルでDaumと和解したが,韓国の公取はそれでも裁定を出すと言っていた。そして,われわれはまだ待たされているというわけだ。