NTTドコモは11月24日,GPS(全地球測位システム)対応FOMA端末を利用した法人向け位置情報サービスを来年春から開始すると発表した。例えばGPS対応端末の緯度・経度の情報を,事前に設定した通知先に送出できるようになる。対応端末は,三洋電機の「SA700iS」と「SA800i」の2機種。

 新サービスは,(1)FOMA端末の位置を通知する,(2)FOMA端末の位置を検索する--ことが可能。企業ユーザーのシステムと接続が可能で,例えばタクシー会社が車両の運行状況を管理するシステムなどへの活用が期待できる。

 料金プランは,検索回数に応じて3種類。最も少ない利用を想定したプランAは,500回分の検索料を含んで月額6300円。プランBは,月額6万3000円で同1万回分を含む。最も多数の利用を見込むプランCは,3万回分の検索料を含み月額15万7500円。決められた検索回数を超えた場合は,1回当たりそれぞれ10.5円,5.25円,3.15円の超過料金がかかる。