総務省は11月22日,携帯電話の番号ポータビリティ制度の開始を2006年11月1日とする方針を発表した。番号ポータビリティとは,契約する通信事業者を変更しても,それまで使用していた電話番号を引き続き使用できるようにすること。例えばNTTドコモからKDDI(au)に乗り換えても,同じ番号をそのまま利用できる。

 総務省は,携帯電話の番号ポータビリティを実用化するため,電話番号に関する法律である「電気通信番号規則」の改正を進めている。今回はその改正省令案を発表した。「順調に行けば2006年2~3月には公布できる」(総務省)。この段階で携帯電話事業者は,2006年11月1日までに番号ポータビリティを実現するシステムを準備する義務が生じる。