ライブドアは11月22日,インターネット・エクスチェンジ(IX)事業を手掛けるメディアエクスチェンジを買収すると発表した。

 買収は,第三者割当増資の引き受けと公開株式買い付け(TOB)により行う。まず本日,メディアエクスチェンジの第三者割当増資を約49億円でライブドアが引き受けることに両社は合意。12月12日の払込期日には,ライブドアがメディアエクスチェンジの発行済み株式の41.7%を保有することになる。これと並行し11月23日から12月13日まで,発行済み株式の50.69%以上を目標に上限を設定せずに公開株式買い付け(TBO)を実施する。買い付け価格は1株につき13万4200円に設定するため,目標到達には約11億円が必要。合計で60億円を超える規模となる。

 メディアエクスチェンジは,1997年5月に創業した国内初の商用インターネット・エクスチェンジ事業者。東京通信ネットワーク(現パワードコム)や大阪メディアポート(現ケイ・オプティコム)など電力系地域通信事業者が出資して設立した。サーバーのハウジングやレンタル・サーバーなどのデータ・センター・サービスも手掛ける。