米Microsoftは11月16日夜,次期オフィス統合ソフト「Office 12」(開発コード名)のベータ1を,ベータ・テスターやパートナ企業など限定対象者向けに,提供開始したと発表した。

 同社は2005年9月に開催されたPDC(Professional Developer Conference)2005において,Office 12のベータ版を公開すると約束していた。一般公開に関しては,2006年初めにベータ2で行うという。

 同社Information Worker製品管理グループのChris Caposselaコーポレート・バイス・プレジデントによると,「Office 12は,“オフィス・エクスペリエンス”を再定義することになるだろう。次期Officeはこの10年間で最も重要なリリースだ。事務作業でより大きな仕事ができるような新技術が搭載されている」という。

 Office 12ベータ1の特徴は,新しいリボン型のユーザー・インターフェースで全ての作業上のコマンドを集中させている。Microsoftは,すべてのOfficeソフト——Word,Excel,PowerPoint,Outlook,Access,InfoPath,OneNote,Publisher,Project,Visio,Groove Virtual Office——に対して新機能を搭載した。

 プレベータの画面ギャラリは,次の記事で紹介している。