写真1 「KWINS 3G」で使うデータ通信カード
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写真2 「KWINS 4X」で使うデータ通信カード
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 パワードコムは11月10日,同社の広域イーサネット・サービスやIP-VPN(仮想閉域網)サービスに,モバイル接続できるメニュー「ゲートウェイモバイル[KWINS]プラン」を追加すると発表した。京セラコミュニケーションシステムのモバイル通信サービス「KWINS」とパワードコムの広域イーサネット網やIP-VPN網をゲートウエイ接続して提供する。少数ユーザーで利用しても割安な料金体系やゲートウエイ管理が不要な点などに特徴がある。

 同メニューでは、KDDIの第3世代携帯電話「CDMA 1X WIN」のデータ通信カード(写真1)を使う「KWINS 3G」と,ウィルコムのPHSのデータ通信カード(写真2)を使う「KWINS 4X」の2種類の料金メニューを用意。月額料金はメニューごとの「ゲートウェイ料金」と「モバイル料金」の合計となる。KWINS 3Gはゲートウェイ料金が525円で,モバイル料金が5145円~9240円。KWINS 4Xはゲートウェイ料金が105円で,モバイル料金は定額プランの場合で7140円。オプションとして,公衆無線LANからも接続できるようにする。

 今後,NTTドコモやボーダフォンの携帯電話も利用できるように交渉を進める予定。ゲートウエイなどの運用や請求書の発行はパワードコムが一元化して対応する。

 パワードコムは2006年1月1日にKDDIと合併予定だが、「合併後もゲートウェイモバイル[KWINS]プランは継続する」(パワードコム)という。