写真1 スカイプ・テクノロジーズのニクラス・センストロームCEO
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写真2 日本で初めて実演された「Skype Video」
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 無償のIP電話ソフト「Skype」を開発するルクセンブルクのスカイプ・テクノロジーズは11月7日,東京都内のホテルで初の公認イベント「Skype Day in Japan」を開催した。基調講演に立ったスカイプのニクラス・センストロームCEO(最高経営責任者)は,今後の同社の戦略を語るとともに,Skypeに搭載予定の新機能「Skype Video」を日本で初公開した(写真1)。

 Skype Videoは,Skypeで映像コミュニケーションを可能にする機能。新機能を利用するには従来のヘッドセットに加えて,Webカメラが必要になる。講演では,センストロームCEOが講演会場の外にいる担当者とSkype Videoを実演した(写真2)。「新機能はSkypeのコミュニケーションのスタイルをより豊かにする。今年のクリスマスのころまでは提供したい」(センストロームCEO)。

 講演でセンストロームCEOは,これまでのSkypeの取ってきた戦略や,先日傘下に入った米オークション・サイト大手のイーベイとの関係を語った。今後,特に力を入れていく領域として,モバイル分野を挙げた。「Pocket PC対応や無線LANを使った専用電話機,米モトローラ製の携帯電話機にSkypeをダウンロードして通話するといった展開が進行している。今後はそのための投資を増やしていく」(センストロームCEO)。

 会場には1000人近くの聴衆がつめかけ,センストロームCEOの講演を熱心に聞き入った。