米Microsoftは先週,四半期の利益が予想を上回ったと発表し再びアナリストたちの予測を超えた。2005年9月30日で終わる四半期に同社は,97億4000万ドルの売上高で,31億4000万ドルの利益を得た。前年同期では,それぞれ91億9000万ドル,25億3000万ドルだった。

 この数字には,同社が米RealNetworksに独占禁止法訴訟の和解のために支払った一時的な和解金3億5900万ドルを含む。驚くことにMicrosoftはこの四半期の好況をWindowsとWindows Server販売の好調のためとしている。「Windows XP」は出荷開始後既に4年もたったもので買い替え需要は絶望的である。「Windows Server 2003」は「Windows Server 2003 R2」というリリース・アップデート版で置き換えられようとしている。

 Microsoftは次の四半期の予測を,「Xbox 360」の出荷開始によりビデオ・ゲーム機の販売が急激に伸びると強調している。同社は2006年6月までにXbox 360を全世界で450万から550万台出荷する計画を立てている。だが,年末のホリディ・シーズンの需要には間に合わない可能性が高いと付け加えている。ついでながらMicrosoftはまだ400億ドルの現金または流動資産を持っている。立派なものだ。