米VMwareは先週,無償の「VMware Player」をリリースして同社のマシン仮想化技術をより利用しやすくした。このツールは,ユーザーが自分のPC上に複数の仮想マシンのうちの1つのインスタンスを稼働できるようにするものだ。しかし,VMware PlayerはVMを作ることはできないので,そのためには「VMware Workstation」や同社のサーバー向け製品を使う必要がある。

 VMware Playerがあれば,企業は自社の従業員にもっと軽量なクライアント環境を構築できるし,VMwareの仮想マシン・フォーマットで製品を提供するLinuxディストリビューションが出てくるかもしれない。そうなればWindowsデスクトップ上でそれらのLinuxバージョンを個人が評価することもできる。その可能性は率直に言って果てしなく大きい。