警視庁は10月24日、輸入雑貨販売を手がけるセンターロード(東京都足立区)の元社員を、不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕した。センターロードは大手ショッピング・モール「楽天市場」に出店していたが、今年7月に同店舗を利用した3万6239人分の個人情報が流出。さらに、センターロードが「ビッダーズ」に出店していた店舗でも、8456人分の顧客情報が漏洩した(関連記事関連記事2関連記事3)。

 逮捕されたのは、橋本 安弘容疑者(33)。警視庁の発表によると、橋本容疑者はセンターロードを退職後の5月11日から14日までの4日間にわたり、東京都豊島区内にあるサーバーに計27回にわたってアクセス。センターロードの顧客情報を不正に入手したとみられる。

 日経コンピュータの取材に対し、センターロードは「現在警視庁から説明を受けている段階で、コメントできない」としている。