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「社員の創造性を発揮させることが成功のカギ」と米グーグルCEO

玉置 亮太=日経コンピュータ 2005/10/25 日経コンピュータ
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 「当社の社員には、勤務時間の2割を何でも自分のしたいことに充てることを許している」。米グーグルのCEO(最高経営責任者)であるエリック・シュミット氏は都内で講演、同社の“マネジメント手法”を披露した(写真)。

 発言の骨子は以下の通り。

規模は重要ではない
 「企業に必要なのは規模ではない。イノベーションを生む能力、しかも新しいものを迅速に生み出して、顧客に届ける能力こそが重要だ。我々は検索エンジン・ベンダーとしては後発だった。しかし優れたアルゴリズムを備えた検索エンジンを提供することで、多くの競合を抑えることができた。もちろん、現在でもマイクロソフトやAOLは強力なライバルだ。我々は常に競合を意識して、自社のサービスを発展させていく」。

多様な働き方を認めよ
 「社員に創造性を発揮させるため、勤務時間の2割を完全に自分のしたいように使うことを許している。実際、グーグルがこの1年余りで開始したサービスの多くは、ごく少数のエンジニアが開発したり、個人が自主的、新しい領域のサービス開発に取り組んだ成果だ。例えば(ニュース収集サービスの)Google Newsは、3人のチームが開発した。ほかにも、グーグル社内には奇妙なアイデアがたくさんある。

 将来、何が起こるかは誰にも分からない。だからこそ、社員がまったく新しい事業にチャレンジできる環境を用意することが、イノベーションを生む。管理のルールが多くなるほど、イノベーションのスピードは落ちる。

 多様な働き方を認めつつ、しかも成果を上げる。これを可能にする秘訣は、まずは社員と話すこと。そして、仕事の成果やアイデアを、全社員が共有することだ。

 当社では全社員が、仕事のアイデアや業務の内容を毎週記録して、全社員がそれを閲覧できる。互いのアイデアを参照できることで、議論が活発になり、新たなイノベーションが生まれる。

 社員に対しては、指示や命令を出すことはほとんどない。私はCEOとして命令するのではなく、社員の行動を奨励したり示唆を与えたりすることを心がけている。社員に対しては、『エリックが何を言おうと気にするな。肝心なのは顧客がどう思うかだ』と、常々言っている」。

究極の情報サービス企業を目指す
 「グーグルの使命は、あらゆる情報を集めて、利用者がいつでもどこでも必要な情報にアクセスできるようにすることだ。今ではWeb検索に加えて、衛星写真の検索やデスクトップ検索、ビデオ映像検索なども可能だ。しかし、現在Webで検索可能な情報は、この世界にある情報の1%にも満たない。世界のすべての情報をグーグルに取り込み、検索可能にして提供する。

 ただし、誰もが当社の考えに賛同してくれるわけではない。実際、我々は毎日のように訴訟に直面している。

 先週10月19日(米国時間)には、世界の大規模な図書館の蔵書をスキャンして、Webから全文検索ができるデータベースを作成する『Google Print Library Project』を、米国出版者協会が著作権侵害に当たるとして訴えた。

 我々はタダ読みやコピーを認めようとするわけではない。なぜ出版業界が反対するのか理解できない。世界中のほとんどの本は読まれないままだ。本の内容を検索可能にして多くのユーザーの目に触れるようにすれば、購入につなげることができる」。

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