POWER5+を搭載するIBM System p5
POWER5+を搭載するIBM System p5
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 日本IBMは10月12日、最新のPOWERプロセサ「POWER5+」を搭載するUNIXサーバーを発表した。POWER5+は、プロセサ線幅を130ナノ・メートルから90ナノ・メートルに微細化することで、POWER5と同等の消費電力で処理能力を約2倍にした」(日本IBM)。POWER5+搭載機は、これが初めて。また今回からシリーズ名称を、これまでのeServer pSeriesから「IBM System p5」に変更した。

 新たに発表したのは、IBM System p5-550Q、同550、同520、同505の4モデル。550Qは、四つのコアを搭載するPOWER5+を採用。550と520は、二つのコアを搭載するPOWER5+を採用した。505は、現行のPOWER5プロセサを搭載するが、POWERプロセサ搭載機では初の1Uサイズのきょう体を持ち、100V電源で動作する。

 ソフトウエア面では、新たに仮想化ソフトウエア「Virtual I/O Server V1.2 w」と「Integrated Virtual Manager(IVM)」を搭載した。ブラウザから、1プロセサで最大10の論理区画を構成できるLPARを設定できるようにした。これまでは、専用端末の「ハードウエア・マネージメント・コンソール(HMC)」が必要だった。

 価格は、550Qが360万8115円から、550が277万7355円から、520が222万5790円から、505は72万8805円から。保障期間は3年に延長した。いずれも10月14日から出荷する。