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 フェンリルは10月12日,タブブラウザSleipnir 2.00の正式版を公開した。

 Sleipnirは,Internet ExporerのHTML表示エンジンとMozillaのGeckoエンジンを利用するタブブラウザ。2つのエンジンを切り替えて使用できる。どちらかのエンジンにセキュリティ・ホールが発見された場合にエンジンを切り替えて使用することで,セキュリティの向上が期待できるという。

 Sleipnir 2.00は,以下のような機能を備える。

  • 1クリックでのActiveXコントロール無効設定。ステータスバーのアイコンに現在危険な状態(ActiveXが有効)なのか,安全な状態(ActiveXが無効)なのかを表示する
  • タブごとのセキュリティ設定,ズーム,表示するブラウザエンジン,エンコード指定
  • ポップアップ・ブロックとページ・ブロック
  • 携帯電話向けフルブラウザjigブラウザとの「お気に入り」の共有
  • RSSリーダー機能。ニュースやBlogの題名をメニューやリンク・バーに表示する。
  • アドバンスド検索バー。Googleなどを使ったWebサイト検索のほか,インターネット・ショッピング,オークション,辞書や中古車など様々な検索が可能
  • アドバンスドページ検索バー。Googleツールバーのように,検索した単語を黄色くマークして表示するボタン,検索履歴を表示するボタンなどを備える。
  • 国際化ドメイン(IDN)対応
  • スクリプトによるカスタマイズ

     Sleipnir 2.00は,Sleipnirの公式サイトからダウンロードして無償で使用できる。

     Sleipnirはバージョン 1.66まで柏木泰幸氏が個人で開発していたが,柏木氏が2005年6月にフェンリル株式会社を設立し,バージョン2の開発を行っていた(関連記事,柏木氏インタビュー)。