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 マイクロソフトは10月7日,10月12日に公開予定のセキュリティ情報の概要を明らかにした。それによると,Windowsに関するセキュリティ情報を8件, Windowsおよび Microsoft Exchangeに関するセキュリティ情報を1件公開するという。Windowsに関するセキュリティ情報の最大深刻度は最悪の「緊急」,Windows/Exchangeのセキュリティ情報は上からの2番目の「重要」に設定されている。

 セキュリティ情報と同時に公開される更新プログラム(修正パッチ)は,いつもと同じようにMicrosoft UpdateやWindows Update,Windows Server Update Services (WSUS),Software Update Services(SUS)およびダウンロードセンターから入手できる。更新プログラムの中には,適用後マシンの再起動を必要とするものが含まれる。

 更新プログラムの適用の有無は,Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA)およびEnterprise Scanning Tool(EST)を使用して検出できる(Windows/Exchangeの更新プログラムについてはMBSAのみ)。

 加えて10月12日には,「悪意のあるソフトウエアの削除ツール」の新版も公開する予定である。新版では,ファイル交換ソフト「Winny」で感染を広げるウイルス「Antinny」に対応することが既に発表されている(関連記事)。悪意のあるソフトウエアの削除ツールは,Microsoft UpdateやWindows Update,WSUSおよびダウンロードセンターから利用できる。更新プログラムとは異なり,SUSを使用して配布することはできない。

◎参考資料
マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知