CATV(ケーブルテレビ)統括運営会社のジュピターテレコム(J-COM)は2005年10月5日,デジタル方式で提供する多チャンネル放送サービス「J:COM TV デジタル」の加入世帯数が,9月末までに50万件を超えたと発表した。2004年4月の同サービス開始から約1年半で50万件に達し,アナログ方式を含めた多チャンネル放送サービス全体でみた加入比率は約30%になった。

 またJ-COMは,デジタル放送サービスの加入者を増やすため,VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスや有料チャンネルを本数や期間限定で試聴できる加入促進キャンペーンを10月5日に開始した。アナログ方式では利用できない付加価値サービスの認知度を高め,ARPU(1世帯当たりの平均利用料)を向上させる狙いである(10月5日発表)。