NTTドコモと三菱電機が開発した「2画面ユニバーサルデザイン携帯電話」の試作機
NTTドコモと三菱電機が開発した「2画面ユニバーサルデザイン携帯電話」の試作機
[画像のクリックで拡大表示]

 10月4日から幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催中の「CEATEC JAPAN 2005」で,NTTドコモと三菱電機が共同開発中の2画面携帯電話機を展示している。

 試作機は,携帯電話のボタン部分がタッチパネル式のディスプレイになっている。ディスプレイが表示するボタンは,ユーザーの使用状況に応じて大きさや形を変えられる。

 NTTドコモは,試作機を誰にでも使いやすい「ユニバーサルデザイン携帯電話機」として開発中。無数にある携帯電話の機能を分かりやすく整理し,使用状況に合わせて3個のボタンで操作することも可能にした。

 例えば,待ち受け状態では「電話」,「メール」,「カメラ」の3種類のボタンを画面に表示させておき,カメラ機能使用時は「撮る」,「見る」,「戻る」などのボタンを表示(写真)。iモード利用時はスクロール・バーを画面に表示することもできる。「携帯電話機の機能やアプリケーションに応じてボタンの数は柔軟に変更できる」(NTTドコモ担当者)。

 NTTドコモは「早期に実用化したい」(担当者)としている。