マカフィーのコンテンツ・セキュリティ装置の新シリーズ「McAfee SCM Appliance」
マカフィーのコンテンツ・セキュリティ装置の新シリーズ「McAfee SCM Appliance」
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 マカフィーは10月4日,コンテンツ・セキュリティ装置「WebShield Appliance」の機能強化とリニューアルを発表した(写真)。新シリーズ名は「McAfee SCM Appliance」で,10月21日に出荷を始める。ラインアップは,大企業向けWeb用セキュリティ・ゲートウエイの「McAfee SWG」,大企業向けメール用セキュリティ・ゲートウエイの「McAfee SMG」,中小企業向けWeb/メール両用のセキュリティ・ゲートウエイの「McAfee SIG」。

 SWGはWebのウイルス対策,スパイウエア対策,フィッシング対策,URLフィルタリングの4機能を搭載。SWG3300/3400の2機種を用意した。SMGは迷惑メール対策,フィッシング対策,メール用ウイルス対策,メールのコンテンツ・フィルタリングの4機能を備える。ラインアップはSMG3300の1機種。SIGはSWGとSMGの機能をすべて兼ね備えるアプライアンスで,中小企業向けに管理を容易にするため一体化してある。SIG3100/3200の2機種をそろえた。

 WebShieldからの改良点は(1)HTTPウイルス・スキャンの速度向上,(2)スパイウエア対策の強化,(3)URLフィルタリング機能の搭載,(4)キャッシュ・サーバー連携用のICAP(internet content adoptation protocol)対応,(5)迷惑メール対策機能の強化,(6)同社のクライアント製品との一元管理機能の強化。一例としてHTTPウイルス・スキャンの速度は,WebShield Appliance3300では最大16Mビット/秒だったものがSWG3300では100Mビット/秒に向上している。

 価格はSIG3100が65万円(クライアント・パソコン50台以下の場合,税別)から。URLフィルタリングはオプションで,1クライアントあたり年間3180円(クライアント・パソコン50~99台までの場合,税別)から。