OpenOffice.orgは9月29日(現地時間),オープンソースのオフィス・ソフトOpenOffice.org 2.0 RC1(リリース候補版)を公開した。Windows版,Linux版,Solaris版が公開されており,日本語版もある。OpenOffice.org日本ユーザー会のページなどから入手できる。

 OpenOffice.org 2.0は,ウィザードでテーブルをデザインできるデータベース・アプリケーション「Base」の追加や,標準ファイル形式としてEU委員会が推薦する標準OASIS OpenDocument XML形式の採用,Microsoft Officeとの互換性の向上などが特徴。

 なおOpenOffice.org日本ユーザー会によれば,2.0RC1のWindows版インストーラでは2.0betaや開発版スナップショットのバージョンを正しく認識できず,2.0RC1よりも新しいバージョンと解釈してしまうという。そのためWindowsでは,2.0betaあるいは開発版スナップショットをアンインストールしてから2.0RC1をインストールする必要がある。

 OpenOffice.org 2.0正式版の公開は2005年内の見込み。