シマンテックは9月30日，個人ユーザー向けのセキュリティ対策ソフト3製品を発表した。製品名は「ノートン・インターネットセキュリティ2006」「ノートン・アンチウイルス2006」「ノートン・ファイアウォール2006」。いずれもユーザーが自分のパソコンが安全な状態であることを確認する機能「Protection Center」（画面）を備えた。出荷は10月14日から順次開始する。
Protection Centerを使うと，今回発表された製品が正しく設定され稼働していることと，パソコンの状態が安全であることを1画面でまとめて確認できる。米Symantec コンシューマプロダクト＆ソリューションのLaura Garcia-Manrique製品管理担当シニア・ディレクターは，Protection Centerを実装した背景を「コンシューマ・セキュリティ市場は，現在過渡期にある。セキュリティ対策が必要だというユーザーの意識は高まっている。だが，スパイウエア，ボット，フィッシング詐欺，スパム・メールなど多くのマルウエア（悪意のあるソフトウエア）が登場して，どうすればいいかが分からず混乱している」と説明した。
「ノートン・アンチウイルス2006」は，スパイウエア対策機能を強化した。スパイウエアを評価付けして悪意の高いものは強制削除するとともに，低いものは削除の判断をユーザーに問い合わせる。価格は7140円。「ノートン・ファイアウォール2006」は，製品導入時にインストールしているアプリケーションに基づきルールを作成する機能を備える。価格は7140円。「ノートン・インターネットセキュリティ2006」は「ノートン・アンチウイルス2006」と「ノートン・ファイアウォール2006」を含むスイート製品で価格は8925円。
お詫びと訂正：当初の記事では，出荷開始日が「10月4日」になっておりましたが，正しくは「10月14日」です。訂正するとともにお詫び申し上げます。
お知らせ：当初の記事にあった「「ノートン・ファイアウォール2006」は，挙動からマルウエアでないと判断したプログラムが外部へ通信するルールを自動で追加する機能を備えた」という部分を修正しました。シマンテックから，この機能はノートン・インターネットセキュリティ 2006に統合された場合に利用できるものという連絡がきたことを反映しています。
