ネットワーク応用通信研究所は9月26日,オープンソースCRM「SalesLabor」とFAQ管理システム「QuestionLabor」(関連記事)を収録した1CD Linux「KNOPPIX」を公開した。インストール作業を行わなくとも,CDから起動してSalesLaborを試用できる。

 SalesLaborは,顧客への対応履歴の一覧表示や検索機能,WYSWIG HTMLエディタを備えたWebベースのCRM。オープンソース・ソフトウエアであるため,自由にカスタマイズできる。QuestionLaborは蓄積した質問と回答をインターネットで簡単に公開できる。ネットワーク応用通信研究所の山崎裕美氏が中心となり開発した。SalesLaborとQuestionLaborは,PostgreSQL,Ruby,MONTSUQUIといったオープンソースのミドルウエア上に開発されている。Rubyの作者であるまつもとゆきひろ氏,MONTSUQUIの作者である生越昌巳氏はともにネットワーク応用通信研究所に所属している。

 KNOPPIXは,CD-ROM1枚にOSとアプリケーションを収録したLinuxディストリビューション。インストールしなくとも,CD-ROMから起動してそのまま使用できる。

 SlesLaorを収録したKNOPPIXは,SalesLaborの公式サイトでisoイメージとして配布している。