世界最大のPCメーカーである米Dellは先週,Itaniumベースのサーバーの販売を段階的に終了させることを明らかにした。同社はこの動きを「Itanium transition」(Itaniumの移行)と呼び,Itaniumサーバーの販促を止め,その代わりにIntelのXeonベースの代替製品を顧客に薦める予定だ。

 元々Dellはハイエンド・サーバーの販売では大手ではない。サポートに多くを費やさなければならない市場ではなく,台数のはける市場に集中しようとしている。これはすなわち,Itaniumを受け入れない市場の大きさも示すものだ。Dellの幹部がItaniumの需要は「事実上ゼロだ」と発言していた。