OpenOffice.org日本ユーザー会は9月16日,オープンソースのオフィス・ソフトOpenOffice.org 1.1.5の正式リリースを発表した。セキュリティ・ホールなど,73個の不具合を修正している。
セキュリティ・ホールは,DOCドキュメントに含まれるデータによりヒープ・オーバーフローが発生し,ドキュメントに仕込まれたコードが実行されてしまう恐れがあるというもの。ウイルスやボットの感染などに悪用される恐れがある。この問題は1.1.4以前のバージョンに存在する。
また,バージョン2.0でサポートしているXMLベースのOASIS OpenDocumentフォーマットを読み込む機能を備えた。
日本語版はOpenOffice.org日本ユーザー会のサイトからダウンロードできる。現在Windows版,Linux版,Solaris版が公開されている。