[画像のクリックで拡大表示]

 サン・マイクロシステムズは9月16日、ラックマウント型サーバー3機種「Sun Fire X4100サーバ」、「Sun Fire X4200サーバ」、「Sun Fire X2100サーバ」と、ワークステーション「Sun Ultra 20 Workstation」を発表した。いずれもデル製品との対抗意識をむき出しにした製品。プロセサとしては、米AMDの64ビッド拡張を施したx86プロセサ「Opteron」を使う。

 発表会で米サン・マイクロシステムズのスコット・マクニーリ会長兼CEOは「当社の新サーバーは、デルの同等製品に比べて性能は1.5倍、消費電力は3分の1、サイズは4分の1、価格は半分だ」と製品の価格と性能をアピール(写真左)。同席した米AMDのへクター・ルイス会長兼CEOは、「サンとは単なるバイヤーとサプライヤーの関係を越えた、開発面から協力するパートナー。サンの製品は唯一LinuxとSolaris、Windowsをサポートしており、顧客にとって有力な選択肢となるだろう」とコメントした(写真右)。

 X4100とX4200は、シングルコアかデュアルコアのOpteron 200シリーズを2個搭載可能。X2100は、シングルコアまたはデュアルコアのOpteron 100シリーズを1個搭載する。サポートOSはLinux、Solaris、Windowsの3種類。このうちSolarisは製品に標準で添付する。価格はX4100が29万850円から、X4200が34万3350円から、X2100が9万8700円から、Ultra 20が11万8650円から。出荷開始はX4100とX4200が11月上旬、X2100が11月中旬、Ultra 20が10月上旬。