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米エアゴーが最大240Mビット/秒の無線LANチップ発売,ただし日本は最大126Mビット/秒

2005/09/15
白井 良=日経コミュニケーション
米エアゴーの無線LANチップセットとその評価ボード
米エアゴーの無線LANチップセットとその評価ボード
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 米エアゴーネットワークスの日本法人は9月15日,最大240Mビット/秒をサポートする無線LANチップセットを発表した。現在標準化作業が進んでいる次世代無線LAN規格「IEEE 802.11n」での採用が見込まれる技術を,先取りして搭載している。一部のパートナー企業向けにはサンプル製品を提供中。一般消費者向けの最終製品は,2006年2〜3月に発売になると予想している。

 高速化を実現できたのは,複数のアンテナで送受信して通信速度を数倍にする「MIMO」(multiple input multiple output)技術と,20MHzの通信チャネルを二つ束ねる「チャネル・ボンディング」技術を実装したため。具体的には,チャネル・ボンディングにより最大120Mビット/秒の通信を実現し,3本のアンテナを使ったMIMOによりそれを2倍にすることで,最大240Mビット/秒での通信を可能にしている。「実効速度は120Mビット/秒以上を見込める。有線イーサネットの100Mビット/秒を上回る」(高木映児技術本部長)。

 ただし日本ではチャネル・ボンディング技術の利用が認められていない。そのため,20MHzの通信チャネルを使った最大63Mビット/秒の通信をMIMO技術で2倍にした126Mビット/秒が最高速度となる。「TCPベースで60Mビット/秒のスループットは確実に出せる。チューニング次第では70Mビット/秒も可能」(高木本部長)。

 IEEE 802.11aや11gなどの従来の無線LAN規格では,20MHzの通信チャネルでは最大54Mビット/秒までしか対応していない。そのためMIMO技術を搭載したアクセス・ポイントでも,その2倍の108Mビット/秒が最高速度だった。新製品で最大126Mビット/秒の通信を可能としたのは,誤り訂正符号の符号化率に7/8を選択できるようにしたためだ。従来よりも雑音に弱くなるが,3本のアンテナで受信することで感度を上げて対応している。

 チップセットの価格は非公表。「現在3万円〜3万5000円程度するアクセス・ポイントと端末が,第3世代チップを導入することで2〜3割程度安くなると期待している」(古野敬典リージョナル・セールス ディレクタ)。

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