セキュリティ・ベンダーのソフォスは9月15日,スパム/ウイルス対策として使うメール・ゲートウエイ・ソフト「PureMessage for UNIX」の出荷を開始した。

 ウイルスやスパムの検知に「Genotype」と呼ぶ技術を利用することで,パターン・ファイルを最新状態に更新しなくても,ウイルスやスパムの亜種を検知することが可能だという。

 例えば,「ウイルスの亜種は,本家ウイルスが使っているAPIコールの呼び出し順番などを変えないものが多い。こうした同じ動きをするものをウイルスとして検知する」(代表取締役社長Alan Broderick氏)。

 同製品は,SendMailやPostfixなどのメール・サーバー(MTA)に追加導入して利用するのが基本である。ただし,メール・サーバーとしての機能を備えており,単独でも使える。

 対応OSは,Red Hat Enterprise Linux,SUSE LINIX,Debian,Solaris,HP-UX,AIXなど。ライセンス料は,1年間で1740円/ユーザー(1000ユーザー時)。

(吉田 晃=日経システム構築)

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