マクロメディアは9月13日、Webブラウザ用プラグイン・ソフトの最新版「Macromedia Flash Player 8」を公開した。ダウンロード・ページから無償で入手できる。

 これは以前、「Maelstrom」というコードネームで呼ばれていたもの(関連記事)。半透明の動画レイヤー(アルファチャネル)を扱えるようになり、表現の幅が広がった。例えば、商品画像の上に炎を撮影した動画を重ね合わせ、動画の透明度を徐々に変えていくことで、炎が商品から燃え出すような視覚効果を実現できる。

 このほか、小さな文字の輪郭をきれいに表示する「Flash Type」技術を導入。動画コーデックとして、米オンツー・テクノロジーズ(On2 Technologies)の「VP6」を採用し、圧縮率を高めた。

 Flash Player 8の新機能を活かしたコンテンツを制作するには、マクロメディアが今秋中に出荷する予定のFlashオーサリング・ソフト「Macromedia Flash Professional 8」が必要になる。同時期には、アドビ システムズとの合併を予定している。