独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は9月12日,自治体でのLinuxデスクトップ導入実験に向けた公募を開始した。IPAが実施する「自治体におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての導入実証」を,対象自治体と協力し遂行する企業を募集するもの。

 この実証実験では,複数の自治体にLinuxデスクトップを導入し,効果的な応用分野やコスト効果,運用面での課題などを探る。IPAでは2004年度,教育機関17校,約4000名の児童と生徒を対象にLinuxデスクトップ導入実験を実施した(関連記事)が,その自治体版である。

 教育現場での実験と同様,導入に必要なソフトウエアなどを整備し,オープンソース・ソフトウエアとして公開する方針。また実験の成果として得られたノウハウや効果,課題などはガイドブックとして公開する。

 詳細はIPAのホームページに掲載している。応募期限は10月11日まで。