「e-UBF 指紋認証リーダー」
「e-UBF 指紋認証リーダー」
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 NTTコムウェアは9月12日,指紋認証を利用した入退室管理システム「e-UBF Lock」を発表した。同社が提供中のパソコン向け指紋認証ソリューション「e-UBF」と指紋データを共有し,一元管理できる点が特徴。9月20日から販売を開始する。

 e-UBF Lockは,指紋を読み取る「e-UBF 指紋認証リーダー」(写真),認証結果によって扉の開閉を制御する「電気錠制御ユニット」,電気錠制御ユニットを管理する「e-UBF Lock管理サーバ」,指紋データを管理する「e-UBF Server」の4製品で構成する。

 このうち,e-UBF Serverはパソコンのログオンなどに利用する指紋認証と,同じ管理サーバーを利用できるようにした。1台のサーバーでパソコンのログオン認証と入退室の両方を管理できるので,指紋データの登録や削除,運用監視にかかる負荷を軽減することが可能。またe-UBF 指紋認証リーダーは,内蔵メモリーに最大1000人分の指紋データを格納できる。ネットワーク障害などで管理サーバーと通信できなくなった場合も,単体で認証処理を継続することが可能である。

 価格は,e-UBF Lock管理サーバが10万2900円,指紋認証リーダーと電気錠制御ユニットのセットが44万1000円。開発元はディー・ディー・エスで,同社独自の「周波数解析」と呼ぶ認証方式を採用する。