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Windows Vistaには7つのエディションが用意される

Paul Thurrott 2005/09/12 ITpro

 Windows Vista(開発コード名Longhorn)のエディション構成に関する情報が明らかになった。Windows XPは,Home(Starter,Home,Media Center Edition)とPro(Professional,Professional x64,Tablet PC Edition)という2つの大きなカテゴリに分かれていた。それと同様に,Windows VistaもHomeとBusinessという2つの大きなカテゴリから成る。

 Homeカテゴリは4つのエディションから構成される。すなわち,(1)Windows Vista Starter Edition,(2)Windows Vista Home Basic Edition,(3)Windows Vista Home Premium Edition,(4)Windows Vista Ultimate Edition(以前は"Uber" Editionとして知られていた)——の4つである。そしてBusinessカテゴリには,(1)Windows Vista Small Business Edition,(2)Windows Vista Professional Edition,(3)Windows Vista Enterprise Edition——の3つのエディションがある。以上合計,7つのエディションがWindows Vistaには用意される予定だ。各エディションについて詳しく説明しよう。

Windows Vista Starter Edition
 主に低価格PCが売れる新興市場の入門者に向けた製品。新興市場でのみ販売される。Windows XP Starter Editionと似ており,Windows Vista Starter EditionはHome Editionのサブセットで32ビット版のみが用意される(x64版はない)。Starter Editionは3つまでのアプリケーション(またはウインドウ)しか同時実行できない。インターネット通信機能は備えるが,外からの通信を受け付けない(つまりサーバーにならない)。また,ログオン・パスワードを設定できず,ユーザーの簡易切り替え機能(Fast User Switching:FUS)も備えない。

Windows Vista Home Basic Edition
 1台のPCだけを所有する家庭に向けたエディションで,Windows Vistaのベースラインとなる。Windows Vista Home Basic Editionは,大まかにいうと,Windows XP Home Editionに似ている。Windows 9xやXP Starter Editionからアップグレードするような一般的なユーザーや,価格に敏感なユーザーに向けたエディションである。Windowsファイアウオール,Windowsセキュリティ・センター,安全な無線LAN機能,Webコンテンツの閲覧制御,スパム対策/ウイルス対策/スパイウエア対策機能,ネットワーク・マップ,Aeroユーザー・インターフェース,ムービー・メーカー,フォト・ライブラリ,Windows Mediaプレーヤ,RSS対応のOutlook Express,ピア・ツー・ピア・メッセンジャーなどを備える。

Windows Vista Home Premium Edition
 家庭から出先まで,ホーム・エンターテインメントや個人用途など,PCの熱心なユーザーや家庭で複数台のPCを所有しているユーザー,小さい子供がいる家庭,ノートPCユーザーに向けたエディションである。Windows XP Media Center Editionに,数々の機能を追加したような製品。Home Basicエディションのスーパーセットになっており,Home Basicのすべての機能に加えMedia Center機能,DVDビデオのオーサリング,HDTV対応,DVDリッピング,Tablet PC機能,Mobility Centerなどモバイル用途向けの機能,補助ディスプレイ対応,ピア・ツー・ピアの電子会議機能,Wi-Fiの自動設定とルーミング,複数のPCにまたがった統一的なWebサイト閲覧制御,ネットワーク越しのバックアップ機能,インターネット・ファイル共有,オフライン・フォルダ,2台のPCの同期機能などを備える。Windows XPではProfessionalが最も多くの割合を占めているが,Windows Vistaの中ではHome Premium Editionが最も数が出るエディションになるだろう。

Windows Vista Professional Edition
 おおよそ,現在のWindows XP Professionalと同様な製品で,すべての規模のビジネスに向けた,パワフルで,信頼性が高く,安全なOSである。ドメインへの参加やドメイン管理機能を備え,NetWareやSNMPといった非Microsoftのネットワーク・プロトコルに対応し,リモート・デスクトップ,IIS Webサーバー,暗号化ファイル・システムなどを備える。それに加えてTablet PCの機能も装備する。

Windows Vista Small Business Edition
 IT専任者がいないスモール・ビジネス向けに設計された,スモール・ビジネス・オーナーやマネージャに向けたエディション。Windows Vista Professional Editionのスーパーセットになっており,バックアップとシャドウ・コピー機能,PCファクスとスキャニング・ツールといったSmall Business Editionだけの機能を備える。それらに加えて,中には削除される機能があるかもしれないが,Microsoftは次のようなたくさんの機能を追加しようとしている:Small Business Editionガイド・ツアー,Windows Live! Small BusinessまたはMicrosoft Office Live!へのプリペイド・アクセス,複数のPCの診断機能,オンライン・サービスであるMicrosoft Small Businessクラブ会員への参加権。Microsoftは,次に説明するWindows Vista Enterprise EditionまたはWindows Vista Ultimate Editionへの,ステップ・アップグレードも提供する予定だ。

Windows Vista Enterprise Edition
 エンタープライズ向けに最適化した,Windows Vista Professional Editionのスーパーセット。ビジネス上の意思決定者,ITマネージャ,インフォメーション・ワーカー,一般的なビジネス・ユーザーに向けた製品である。Windows XPには,同様なエディションは用意されていない。Virtual PCや多国語対応ユーザー・インターフェース,安全なスタートアップ,フル・ボリューム暗号化技術などを備える。

Windows Vista Ultimate Edition
 ハイエンドのPCユーザーや,最新技術に敏感なユーザー,ゲーム・ユーザー,デジタル・メディア・エンスージアスト,学生に向け,個人用途に最適化した,今までのPC向けに提供された中で最高のOSである。Windows Vista Home Premiumと同Professional Editionの両方のスーパーセットで,両方のエディションのすべての機能に加え,ゲームのパフォーマンス調整機能,音楽や映画などにアクセスできるオンラインの会員制サービスなども含む。Microsoftは現在,Windows Vista Ultimate Editionが今までのWindowsの中で最もインパクトの強い製品になるよう,調査中である。

 Microsoftの内部資料によると,Windows Vistaのエディション間の違いの最終目的は,すべての顧客セグメントに対して明確な価値を提供すること,そしてMedia CenterやTablet PCのように,XPの領域を広げることである。また,Windows Vistaは,x64への移行という使命も負う。Starter Editionを除くWindows Vistaのすべてのエディションには,x86版(32ビット)とx64版(64ビット)が用意される。Microsoftは,Windows Vistaの出荷後には,x64への移行がほぼ完了するだろうと見ている。

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