米国のIP電話サービス事業者大手,ボネージ・ホールディングスは米国時間の9月6日,北米での開通回線数が100万回線を超えたと発表した。

 ボネージはインターネット上にIP電話サーバーを設置。ボネージのユーザー同士だけでなく,固定電話や携帯電話の回線とも相互に通話できるようにしている。アクセス回線は,ユーザーが契約するADSLなどのブロードバンドを利用する。電話番号の体系は全米各地の固定電話と同様で,ユーザーが加入時に選択する。

 また,ボネージは地域電話会社などと提携。緊急通報も実現とする予定だ。ボネージが専用のサーバーを用意して,ユーザーの端末と緊急通報機関との接続や位置情報のやり取りを仲介する。これらの緊急通報は主要な地域電話会社エリアで年末までに可能となる見通しだ。