9月7日、携帯電話向けのコンテンツなどを手がけるインデックスはナムコ子会社の日活を買収すると発表した。9月末を目処にナムコが保有する株式の過半数を取得する予定。ナムコも引き続き日活の株式を数%は保有する。

 今後、インデックスは日活が保有する映像コンテンツをビデオ・オン・デマンド(VOD)で携帯電話やパソコンなどに配信したり、独自の作品企画も考えているという。コンテンツを生かすために、海外スタジオも含めた他社との提携や海外への日活コンテンツの配給なども視野に入れている。

 日活の買収は4月にUSENが名乗りを上げていたが、USENの財務体質などを理由に日活の労働組合が激しく反発。8月に破談していた。今回の買収に関しては「(日活の労働組合側とも)直接話し合いをして了承を得ている」(インデックス担当者)とし、日活の労働組合も賛成の意を示している。

 日活のコンテンツを利用した具体的なサービスは今年度末を目処に提供を予定しているという。