富士通は9月6日、OSの不具合によって、特定のバージョンで動作する同社のオフコン「GRANPOWER6000」と「PRIMERGY6000」が突然、停止する事態が発生したと発表した。

 障害が発生するのは、富士通のオフコン用OS「ASP」のV15かV16を搭載したハードである。V15とV16は2000年6月から2001年5月まで販売したハードに搭載していた。それ以前に販売した機種でもOSをV15やV16にバージョンアップしていた場合には障害が発生する。

 原因はOSの日時関連のプログラムの不具合で、9月5日の午後3時過ぎにシステムが一斉にハングアップした。6日夕方時点までに、富士通には約500件の障害発生が報告されている。広報部によると、「すでに修正プログラム(パッチ)を提供済みで、5日の夜にサーバーへの適用作業を進め、9月6日夜時点で作業はほとんど終わっている」という。

 障害は5日の午後3時過ぎだけでなく、翌日以降も同じ時間になると発生する。なお、別の障害用のパッチを事前にOSに適用していたサーバーには障害は発生しなかった。