SRAは9月1日,SRA OSS 日本支社を設立し,SRAのオープンソース・ソフトウエア事業を移管したことを明らかにした。

 SRAは,PostgreSQLやLinuxのサポート・サービスや教育,認定試験事業,PostgreSQLをベースにした商用製品PowerGresの開発および販売といったオープンソース・ソフトウエア事業を行っている。SRAでは7月に米SRA OSSを設立し,これらの事業を移管した。米国を本社とする子会社として独立させることで,世界での展開を図る。

 これにともない,日本にSRA OSS 日本支社を設立。SRA OSSビジネスプロジェクトがSRA OSS 日本支社となる。OSSビジネスプロジェクト長の石井達夫氏がSRA OSS日本支社長に就任した。石井氏はPostgreSQLの開発メンバーであり,日本PostgreSQLユーザ会の初代理事長を務めた。「今後もオープンソース・ソフトウエアを利用する方に必要なサービスを提供するとともに,オープンソース・コミュニティを積極的に支援していく」(石井氏)

 オープンソース・ソフトウエアを利用したシステム・インテグレーションは,従来どおりSRA本体で行う。