コンピュータ・アソシエイツ(CA)は9月1日,個人向けのセキュリティ対策ソフト「eTrustインターネットセキュリティスイート2006」を発表した。同製品には,ウイルス対策ソフト,スパイウエア対策ソフト,スパム・メール対策ソフト,パーソナル・ファイアウオール・ソフトの4つのソフトウエアが含まれる。価格はダウンロード版が6980円,パッケージ版が8980円。ライセンス期間は1年で更新料金は4980円。ダウンロード版を9月7日から,パッケージ版を9月9日から発売する。

 CAのスパイウエア対策ソフトは,同社が買収した「PestPatrol」がベースになっており,7月には米国防総省にある400万台のクライアントに,同ソフトの導入が決まったという。スパイウエア対策ソフトと,パソコンから外部ネットワークに送信される通信をフィルタリングするパーソナル・ファイアウオール・ソフトを組み合わせることによって,個人情報の漏えいなどを防止できるとしている。例えば,あらかじめパーソナル・ファイアウオール・ソフトにクレジットカード番号やWebサイトで利用するIDやパスワードなどを登録しておくと,これらの情報が外部に送信されるのを防いでくれるという。

 eTrustインターネットセキュリティスイートは,インストールに必要なハードディスク容量が40Mバイトと軽量である。ただしスパム・メール対策ソフトは,許可された送信者リストからのメールのみを受信する「ホワイトリスト方式」という簡単なものである。メールのヘッダーや本文を解析してスパム・メールかどうか分析するフィルタ方式は採用していない。

 なおパーソナル・ファイアウオール・ソフトは「eTrustパーソナルファイアウォール2006」として単体でも販売する。価格はダウンロード版が3980円,パッケージ版が5680円。更新料金は2980円である。