総務省は8月31日,各ブロードバンド・サービスの6月末における契約数を発表した。これによると,FTTH(fiber to the home)とDSL(digital subscriber line),CATV,FWA(fixed wireless access)を合わせたブロードバンド契約数の合計が初めて2000万を突破した。

 具体的には,ブロードバンド契約数は2005年6月末で2057万となった。今年3月末から100万,昨年6月からの1年間では400万の上乗せとなった。

 ブロードバンドのけん引役はADSLからFTTHへと確実に変わっている。FTTHの契約数は今年6月で341万。今年3月から50万,昨年6月から約165万それぞれ上乗せした。この1年間でほぼ倍増した格好だ。一方で,DSLの契約数は6月末で1408万。昨年6月からは200万弱の増だったが,今年3月からは約40万の増にとどまる。CATVは6月末時点で306万契約となり,FTTHに抜かれた。FWAは2万3000だった。

 このほか総務省は,各通信サービスの契約者数を公表した。公衆無線LANアクセスが467万,IP-VPNが24万,広域イーサネットが12万−−である。