企業にとってクラウドはごく当たり前の選択肢になってきた。特に注目されているのが、まずクラウドありきでITを考える“クラウドファースト”の考え方だ。

 ITpro EXPO 2013/Cloud Days Tokyo 2013秋では、2013年10月11日(金)の企画パネル『どうなる、これからの企業向けクラウド』でパネルディスカッションを開催する。

 企業向けクラウドを提供する代表的プレーヤー3社から、セールスフォース・ドットコム社長の宇陀栄次氏、インターネットイニシアティブ執行役員マーケティング本部長の松本光吉氏、日本マイクロソフト業務執行役員ビジネスプラットフォーム統括本部長の梅田成二氏がパネリストとして参加。企業向けクラウドが今後、どうなるかを語っていただく。

写真●昨年のパネルディスカッションの様子<br>昨年はプライベートクラウドについて活発な議論が交わされたが、今年はさらに熱くなりそうだ。
写真●昨年のパネルディスカッションの様子
昨年はプライベートクラウドについて活発な議論が交わされたが、今年はさらに熱くなりそうだ。
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 クラウドをテーマにしたパネルディスカッションはITpro EXPOの恒例といえる。昨年はプライベートクラウドについて活発な議論が交わされた。それから1年。今では多くのICTベンダーがクラウド事業へと軸足をシフトし、サービス体制を整えている。

 これまでクラウドを活用したいと考える企業は少なくなかったが、セキュリティや柔軟性といった面で心配があったはずだ。しかし、そうした面は大幅に改善されている。もはや、クラウドなしでは企業の情報システムは成り立たないと言っても過言ではない。クラウドファーストという考え方が出てきたのも、信頼性が向上したと認めるユーザーが増えてきたからだ。

 実際、さまざまな業種からクラウドの事例が登場し、非常に満足しているという声は多い。クラウドの守備範囲は非常に広くなり、「クラウドで何ができるか」ではなく、いまや「何ができないか」が議論されるようになりつつある。

 そうは言っても、企業のIT部門は大いに悩むところだろう。クラウドを信頼して活用すべきか、今までのようにオンプレミスで構築するか、両者を複合させたハイブリッド型で行くべきか。

 この疑問に答えを出すためにも、今年のパネルディスカッションは目が離せないはずだ。クラウドの実状について議論しつつ、今後の可能性を探っていく。ぜひ会場に足を運んでいただきたい。

【企画パネル】
どうなる、これからの企業向けクラウド
<10月11日(金) 16:10~17:00>

【パネリスト】
セールスフォース・ドットコム 社長
宇陀 栄次氏
インターネットイニシアティブ 執行役員マーケティング本部長
松本 光吉氏
日本マイクロソフト 業務執行役員 ビジネスプラットフォーム統括本部 統括本部長
梅田 成二氏
【モデレータ】
日経コンピュータ 編集長
吉田 琢也

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