昨年のパネル討論会の様子
昨年のパネル討論会の様子
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 米アップルの「iPhone」や「iPad」、米グーグルの「Android」を搭載したスマートフォン、タブレット端末の利用が世界規模で拡大を続けている。

 国内でも2012年に販売された携帯端末の大多数がスマートフォンになった。特に、NTTドコモの夏モデル・秋モデルのラインアップから「フィーチャーフォン」と呼ばれる従来型の携帯電話機が姿を消した。スマートフォンかフィーチャーフォンかを迷う時期は終わり、スマートフォンを使うのが当たり前になったのである。

 こうした流れを受け、企業システムでもスマートフォンやタブレットの話題が目白押しだ。日経BPの各媒体でも、数多くの事例を取り上げており、いずれも注目度は高い。例えば、ITproで最近取り上げた事例だけでも、これだけある。

 こうした導入例は、今後も増え続けることだろう。

 ただ、企業にとって、スマートフォン/タブレットの導入は全体からみればまだ始まったばかりとみていいだろう。個人と違って、企業では簡単に端末を変えたり、導入したりするのが難しい。このギャップを埋める目的でも、個人端末の企業利用、いわゆる「BYOD」(Bring Your Own Device)にも関心が集まっている。

 導入を決めたときには、ソフトウエアの一括管理やセキュリティの確保など、考慮すべき点は少なくない。このため、システム担当者としては、小規模導入で効果や課題を見極めて、大量導入に備えることが多い。

 スマートフォンの利用は、企業内のシステムにとどまらない。例えば、ソフトバンクが米電子決済大手のPayPalと組んで推進している店舗向け決済サービス「PayPal Here」など、潜在的な活用例はたくさんありそうだ。

 ITpro EXPO 2012では、こうした関心の高まりにこたえる狙いで、スマートフォンやタブレットの企業利用に関するパネルディスカッションを企画した。開催3日目(最終日)となる10月12日の基調講演として、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの法人営業部門のキーパーソンが登壇する。

 80分という限られた枠の中ではあるが、数多くの最新導入事例やソリューションを紹介、さらに企業導入時のポイントを解説していただく予定だ。そこでは、スマートフォン/タブレットの導入効果や、直面しがちな課題、その解決策などを議論してみたいと考えている。スマートフォン/タブレットの導入を検討している方には、ぜひ会場へ足をお運びいただきたい。

【基調パネル】
エンタープライズ・モバイル最前線
<10月12日(金) 10:00~11:20>

    パネリスト
  • NTTドコモ
    法人事業部 法人ビジネス戦略部長
    松木 彰氏
  • KDDI
    ソリューション事業本部スマートソリューション部 部長
    原田 圭悟氏
  • ソフトバンクモバイル プロダクト・マーケティング本部
    法人モバイルソリューション統括部 統括部長
    多田 彰氏
    モデレータ
  • 日経BP ITpro編集プロデューサー 菊池 隆裕

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