クラウドを楽しめるエンジニアの条件
【講演概要】クラウドの登場により、インフラ、開発環境、アプリケーションなどが、必要になったときすぐに安く利用できるようになってきました。Fast foodになぞらえて「Fast IT」と呼ぶことができます。そんな時代、ITエンジニアに求められるスキルとは?気鋭のITアーキテクトが提言します。
■ 9月7日(火)16:35-17:20 A会場
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担当記者による紹介記事
パブリッククラウドのサービスが続々と登場してきたことで、システム基盤、開発環境、アプリケーションなどのITリソースが、必要になったときすぐに安く利用できるようになってきた。
ユーザー企業のなかには、仮想化インフラを発展させて、自社グループ専用のプライベートクラウドを構築する動きもある。
これらクラウドは“早い安い”という特長があるので、外食業界の「Fast food」やアパレル業界の「Fast fashion」になぞらえて、「Fast IT」と呼ぶことができる。
Fast foodとFast fashionが勃興したことにより、外食・アパレルの両業界は大きく変容を遂げた。最近とりわけ象徴的だったのは、老舗のレナウンが中国企業の傘下に入ったことだ。Fast fashionには、アパレル業界の勢力地図を大きく塗り替えるほどのインパクトがあった。
そして今、IT業界にFast ITの大波が押し寄せてきている。ITエンジニアにとっては、大きなチャンス到来であり、同時にピンチという見方もできるだろう。
ITアーキテクトとして著名な鈴木雄介氏(グロースエクスパートナーズ ビジネスプラットフォーム事業 ゼネラルマネージャー)は、「Fast ITのメリットを最大限に生かすことが、企業のIT戦略に欠かせない」と指摘する。
それゆえ、IT戦略を立案しそれに基づいてシステムを構築・運用するITエンジニアにとって、Fast ITは決して対岸の火事ではない。Fast ITの大波にうまく乗ることが必要ではないだろうか。
講演では前出の鈴木氏が、「Fast ITによって、企業のシステム部門はどんな取り組みが必要になるのか」「ITエンジニアに求められるスキルはどう変わっていくのか」について、提言する。ITエンジニアのみなさんにとって、企業のIT戦略を企画したり、スキルアップの方向性を考えたりする上で大きなヒントになるはずだ。
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