中国におけるGoogleの広告パートナー企業らは、Googleに対して書簡を送付し、同社が中国撤退の可能性について明らかにして以来、同社計画に関する消息を「激しい痛み」の中、数週間待ち続けてきたと述べている。
パートナー企業27社が署名するこの書簡は、現地時間3月15日に電子メール経由で、中国販売担当副社長を務めるJohn Liu氏に送付され、中国国営放送局である中国中央電視台(China Central Television:CCTV)のウェブサイトに掲載された。同書簡によると、パートナー企業らの事業は破たんの危機に直面しており、GoogleがGoogle.cnを閉鎖する場合の補償について情報を求めている。
同書簡は、Google翻訳によると、「われわれは、Googleには自社の価値観があることは理解しているが、理解できないのは、今日に至るまで、Googleが今後のソリューションについてわれわれとまったくコミュニケーションも話し合いもしてこなかった点だ」と述べている。
Googleにコメントを求めたがすぐには回答を得られなかった。同社関係者はThe Wall Street Journal(WSJ)に対し、同社が書簡を受け取り、内容を検討していると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
関連記事
- グーグル、「Android」の中国展開を楽観視 - 2010/03/17 11:40:05
- 中国政府、グーグル撤退への備えを警告か--米報道 - 2010/03/16 09:12:05
- 国境なき記者団、「インターネットの敵」を発表--中国、イランなど - 2010/03/16 12:37:04
- グーグル、「Google.cn」閉鎖後も中国に留まるオプションを検討中か--WSJ報道 - 2010/03/15 08:19:05