「第307話 いろいろなコンポーネントを使ってみる」以降,Android携帯で四則演算をするプログラムを作成している。前回の「第310話 Intentを使ってダイアログを開く」では,Intentクラスを使ってAboutボタン押下でダイアログを表示してみた。

 現在,コンポーネントは上図のように配置されている。コンポーネントを少しずつ増やしてきた結果,メイン画面(calcActivity)は結構ごちゃごちゃしている。

 今回は計算実行ボタンが押されたら,計算結果をresult画面(計算結果表示画面)に表示するようにしたい。

 result画面(result Activity)にはTextViewとButtonを配置して,計算結果をTextViewに表示する。result画面のButtonが押されたときは,メイン画面の上部のEditTextに計算結果を戻して,計算を継続できるようにしてみたい。

 まずは,result画面の画面定義を作成する。LinearLayoutの中に,TextViewとButtonを配置した。TextViewのidはres01で,ButtonのidはOKである。プログラムからはidで配置されたコンポーネントを使うので,idは重要だ。このxmlファイルの名前はresult.xmlである。

 result.xmlの定義により画面を表示するクラスが,resultActivityクラスである。計算結果を表示するところまでを以下に示す。

 Activityの起動時に実行されるonCreateメソッドのうち,大事なところは,Bundle extras = getIntent().getExtras();である。getIntent()でIntentを受け取り,getExtras()で追加情報をBundleクラスのオブジェクトextrasに入れる。extrasがnullでなかったら,計算結果をTextViewであるres01に表示している。TextViewにsetTextメソッドで表示するので,Integer.toStringでString型に変換している。