サイエンス・ライター 理学博士 竹内薫氏
サイエンス・ライター
理学博士
竹内薫氏

【講演概要】講演者の竹内薫氏は,フジテレビの深夜番組「たけしのコマ大数学科」の先生役としてお馴染みのサイエンス・ライター。「定説や常識とされることの大半は仮説に過ぎない」が持論。講演では,“中学生でもわかるけれど大人でもわからない”問題などを通じて,ITエンジニアが発想力を磨くヒントを示します。

  • 9月16日(水)10:30-11:30 B会場
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    担当記者による紹介記事

     オブジェクト指向開発,Webコンピューティング,仮想化,クラウド・コンピューティングなど,システム開発のイノベーションはとどまるところを知らない。これだけ激しい変化が長きわたって続いている産業は,ほかに類を見ないだろう。

     そのイノベーションを生み出し続けている源泉は,すべてITエンジニアの発想力だ。世界中のITエンジニアが,従来の定説や常識にとらわれず,新しい技術や方法論を生み出してきた。そうして,システム開発は綿々と進化してきたのだ。

     これは驚嘆すべきことだろう。“従来の定説や常識にとらわれない”ということは,言うは易く行うは難しだからだ。人は誰しも,無意識のうちに定説や常識にとらわれがちである。それでもITエンジニアは,「これは本当に価値があるのか?」「もっとよくできないだろうか?」と定説や常識を疑う気持ちを持ち続け,イノベーションを生み出してきた。

     そんなイノベーションを生み出すITエンジニアが,もっともっと増えてほしい。そう考え,XDevにおいてITエンジニアが定説や常識の呪縛から抜け出す機会を用意した。それが,竹内薫氏による講演である。

     竹内氏はフジテレビの深夜番組「たけしのコマ大数学科」の先生役でお馴染みのサイエンス・ライター。「[非公認] Googleの入社試験」(徳間書店)や「仮説力」(日本実業出版社)の著者としても知られる。

     そんな竹内氏の持論の一つは,「定説や常識とされることの大半は,真理ではなく仮説に過ぎない」というもの。仮説に過ぎないという認識を持つことが発想力を高めるのに欠かせない,と説く。

     講演では,竹内氏が「中学生でもわかるけれど大人でもわからない」「数学科の教授でも間違うが,お茶の間の視聴者ならわかる」といった問題を出す予定である。ぜひメモ用紙を準備して,竹内氏の問題に挑戦してほしい。講演を聴き終えたとき,あなたの頭はきっとグニャグニャに柔らかくなっているはずである。

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